以前はホームヘルパー2級と呼ばれていた介護職員初任者研修。高齢化に伴い、定年後の資格としても人気を集めていますが、実際にはどのような仕事で役に立つのでしょうか。資格を取るメリットや活かせる職業、時給相場をまとめました。
介護職員初任者研修は、以前ホームヘルパーと呼ばれていました。人を相手にするため大変な仕事ではありますが、超高齢社会を迎えるにあたり、就職はしやすい状況だと言えるでしょう。
また、介護職員初任者研修は取得が容易な資格であり、そこからのキャリア次第では上位資格の実務者研修や介護福祉士などの展開が見えてきますので、先を見据えてのファーストステップとして最適な資格です。
また、両親の介護のために先立って取得しておくという方もいます。知識があることで、介護が楽になるでしょう。
介護職員初任者研修の資格を活かして働く先は、入所型の介護施設や訪問介護です。肉体労働ではありますが、介護に関する知識があれば求められるスキルのハードルは高くありません。学んだことを活かせば大丈夫です。そのため、採用後即働くことができ、実地の経験を積むことができます。
介護職員初任者研修では、高齢者を持ち上げたりすることも多く、肉体的な強さがある程度求められます。そのため、日頃から体を動かすことが好きな人の方が向いていると言えるでしょう。
介護職員初任者研修は対人サービスという側面もあります。高齢者相手では意思疎通がうまくいかない場面もあるでしょう。そういった時に相手の主張や言い分など広い心で受け止められるかが大事になってきます。感情的にならず、穏やかに対処できるタイプであれば、要介護者との関係を良好に保てるでしょう。
また、働く場所によって介護の重さも変わってきます。人の生き死にに直面することもあるでしょう。そういった場面でも、落ち込みすぎずに対応できる適応力が求められるでしょう。
介護などの経験を通して、健康を維持するためには何が必要かということを自然と学ぶことができますので、日常での生活をより良いものにすることができます。たとえば、負担のかからない運動の仕方がわかれば、自分の生活にもとりいれて筋力アップができ、ダイエットや健康維持に役立つでしょう。
受験資格は特に設けられていません。どなたでも試験を受けらます。特定の研修実施校で130時間の講義を受け、試験に合格すれば資格取得となります。もし、試験に落ちてしまっても追試があるため、合格までチャレンジすることができるでしょう。
求人サイトで勤務地を選択したあと、介護のジャンルで検索すれば比較的容易に出てきます。少子化の影響もあって条件が良いところも多いですが、勤務時間などの就業条件にはよく目を通しておいた方が良いでしょう。