天体観測

宇宙の神秘に触れられる天体観測は、幅広い世代に人気がある趣味のひとつです。ここでは、老後に天体観測を趣味にしたいと考えている方に向けて、はじめ方や楽しみ方を紹介します。

天体観測の楽しみ方

空は季節によって表情が変わります。星を見つけるだけでなく、星座にまつわる物語など、幅広く知識を取り込むことで教養を深められるのではないでしょうか。

天体観測をはじめる際に子ども向けの入門書を活用しても、参考にできる部分は多いはずです。また、科学館や天文台へ足を運んだり、プラネタリウムで星の動きや太陽と月の満ち欠けなどについて学んだりするのも良いでしょう

女性人気が高まっている

古くから人々を虜にしてきた宇宙の神秘。現在では、全国各地で天体観測のイベントや、星空ツアーが開かれています。天体望遠鏡や双眼鏡など、総合光学機器を販売しているVixen(ビクセン)では、週末に天体観測のイベントを各地で実施。参加者は20~60代までと年齢の幅も広く、半数以上の参加者が女性となっているそうです。

また、このように女性人気が高まったのは、「宙(そら)ガール」という言葉が広まり、より親しみやすいものになったからだといえるでしょう。より多くの女性が天体観測に興味を持ちやすいよう、ファッショナブルな商品展開を行っている会社や、気軽に楽しめる星空イベントを実施している施設もあるようです。

天体観測の必需品

天体観測を楽しむために用意するものは、コンパスと赤いライト、星座早見盤。さらに、双眼鏡と天体望遠鏡があれば、惑星や月面の観察も可能です。専用のアダプターを取り付ければ、天体の写真をスマホで撮影できます。

ただ、天体望遠鏡や双眼鏡は、高性能のものを買い求めるとかなり高額になるうえ、扱いがむずかしく、管理も大変です。これから天体観測をはじめるのであれば、手ごろで扱いやすい道具を使い、気軽に楽しむことからスタートすると良いでしょう。

双眼鏡と天体望遠鏡の選び方

双眼鏡は倍率や性能もさまざまなものが出ているため、自分がどんな星を見たいのかに応じて選ぶことが大切です。倍率が高すぎるものでは、一部分だけが拡大され過ぎてどこをみているかわからないことも。初心者には8倍程度のものがおすすめです。ものによっては天体観測だけでなく、舞台観賞用としても利用できます。

月のクレーターや惑星の模様までしっかり観察したいという方は、天体望遠鏡を使いましょう。暗い場所で望遠鏡を覗くと、銀河も観察できます。

天体望遠鏡は風の影響を受けるため、ブレを防止するにはプラスチック製の安価なものではなく、長持ちするような造りになっているものを購入するのが良いでしょう。扱い次第では、10年以上も長持ちさせられます。

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