仕事や子育てが忙しいとまとまった時間を取りにくく、2~3時間の映画を見るのはハードルが高いものです。公開中の映画が気になりつつも結局見に行かずじまいだった…、という経験はありませんか?
映画には現実にありえないことや、ひょっとしたら歩んでいたかもしれない人生、涙が止まらないストーリーや転げまわるほど面白いコメディなど、色々な要素がたくさん詰まっています。老後の趣味として楽しむのに最適な、映画の魅力についてご紹介します。
女性であれば「レディース割」、時間に余裕があれば「レイトショー」、また50代以降になると「シニア割」といった様々な割引があります。これらを活用することで、日頃は金額と折り合わず何となく見なかったジャンルの映画などに気軽にチャレンジできるでしょう。
また時間に余裕ができると、人気の多い土日ではなく、静かに鑑賞できる平日に行くことができるのも嬉しい要素かもしれません。
映画館での鑑賞はテレビと違って、独特の没入感があります。しかし上映されている期間は限られており、後から自宅でゆっくり鑑賞する場合も多いでしょう。その場合、自宅のテレビでは、過去作を映画館と同じ雰囲気で楽しむことは難しいものです。
少し費用の掛かることではありますが、家をホームシアター化してみるものもおすすめです。以前は数百万円かかったり、リフォームが必要だったりしましたが、最近はプロジェクターの性能も良くなり、安ければ数万円台で映画鑑賞に堪えうる環境を構築できます。
後は座り心地の良いソファーとおいしいポップコーンがあればOK。好きな時に一時停止したり、一緒に見ている人と感想を言い合ったりと、本物の映画館で見る以上に楽しめるかもしれません。
映画は基本的にヒットするとシリーズものとして続編が制作されます。シリーズ化したものを一気に見ることで、よりリアルに時系列や違いを楽しめます。全部をリアルタイムで見た人とはまた違う楽しみを感じるでしょう。
インターネットやSNSが発達している現代では、家族・友人に限定せず、世界中の人と感想をシェアできます。他の人がどう感じたかを見たり、自分が思ったことを他の人も思っていたことに気づいたりすると、うれしくなってくるものです。
自分では気づかなかった視点、コアな小ネタもわかると、お気に入りの映画がより楽しめるかもしれません。
映画を20代の頃にリアルタイムで見たかった、ということを思う人もひょっとしたらいるかもしれません。しかし、仕事や家庭に慣れていなくて疲れた体を引きずって見ている20代の頃にはできなかった余裕のある楽しみ方が今ならできるはずです。
映画は見ている人に色々な気持ちを与えることのできる趣味です。ぜひ落ち着いた環境でじっくり楽しんでください。