保育補助・グランドシッターは、保育園・幼稚園といった保育の現場で保育士のサポートをするのが仕事。どちらも仕事内容は同じですが、グランドシッターという名称は一般社団法人日本ワークライフバランスサポート協会が主催する民間資格となっており、主にシニア層の保育補助を指します。
保育補助・グランドシッターの勤務形態は、パートやアルバイトがほとんど。時給の相場は900~1,200円ほどとなっていますが、何らかの資格を持っている場合は時給がアップしたり、正社員で働けるケースもあるようです。
保育補助として働くのに、特別な資格や経験は必要ありません。ただし、民間資格であるグランドシッターの研修を受ければある程度の専門知識やスキルを身につけることができるため、就職を少しでも有利にしたいといった方は受講を検討しても良いでしょう。ちなみに保育補助の仕事内容は、主に保育士のサポートです。子どもの生活や食事の補助をしたり、一緒に遊んだりといったごく一般的な内容なので、シニアでもムリなく働ける職場として人気を集めています。また、保育の無償化によって保育の現場はますます人手不足が懸念されるため、老後の仕事の選択肢として視野に入れておくと良いかもしれません。
愛情をもって子どもの健やかな成長を見守るのが、保育補助・グランドシッターという仕事。子どもと触れ合うのが好きであるというのは、保育補助・グランドシッターに求められる第一条件と言えます。また、どんな子どもに対しても平等に接することができる、子どもが成長するために必要なことを教えられるといった人も、保育補助・グランドシッターに向いていると言えるでしょう。
元気いっぱいに遊びまわる子どもを相手するのに、体力は必須です。泣いている子どもをなだめるために抱っこやおんぶをしたり、散歩や外遊びなどで一緒に歩いたり走ったりするだけの体力は必要と言えるでしょう。また、小さな子どもは風邪などの病気にかかりやすい傾向があるため、体力維持に加えて体調管理が適切にできる人もこの仕事に向いています。
保育補助・グランドシッターには、高いコミュニケーション能力が求められます。子どもはもちろんですが、施設で働く保育士・栄養士・看護師といった専門職と連携することも重要ですし、子どもの1日の様子を伝えたりアドバイスをするといった保護者とのコミュニケーションも必要となります。保育補助・グランドシッターは無資格でも働けますが、子どもや保護者から見たら保育士と一緒です。しっかりと責任感を持って、日々の業務に取り組めるタイプが望ましい職業と言えるでしょう。
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