老後に趣味を見つけて挑戦したいと思っても、自分に合う習い事がわからないという方も多いのではないでしょうか。
流行っているし、お友達もやっているからと安易に決めてしまうと、長続きせずに、結局「習い事は向いていない」と決めつけてしまう可能性も。
老後の生活に潤いをプラスするべく、自分にぴったりの習い事を、自分の好みや性格などから考えてみましょう。
例えば、人と接したり、会話を楽しんだりすることが好きな方には、一人で黙々と作業を行うより、数人の生徒が集まる教室で趣味を楽しむことをおすすめします。教室に通ってくる仲間と会話をするうち、新しいお友達が増える可能性も。老後の生活に、さらに張り合いが生まれるでしょう。
一人で黙々と趣味に打ち込みたい方には、自宅でできる創作系・ものづくり系の趣味がおすすめです。俳句や小説、イラスト、油絵、手芸、陶芸、DIY、アクセサリー、料理など、一人でできる趣味はいくらでもあります。
本格的に習いたいけれど教室へ通うのが面倒な場合は、インターネットで検索すれば、通信で学べる講座を見つけられるでしょう。
まずはどんなジャンルの趣味を探すのかを決めてから、いろいろ情報を集めてみましょう。
人と話すのが好きで社交的な方には、英会話がおすすめです。日本もどんどん国際化が進んでいるため、英語が話せることで人の役に立つ場面が今後ますます増えていくでしょう。最近は、インターネットで学べる英会話も人気です。
一口にダンスといっても、社交ダンスやバレエ、フラダンス、タップダンス、フラメンコ、ジャズ、ヒップホップなど、種類もたくさんあります。老後の習い事としては、社交ダンスやフラダンスがおすすめですが、自分の好きな音楽ジャンルからダンスの種類を選ぶのも良いでしょう。
電動ミシンを使って本格的な作品を作ったり、古い衣類をリメイクしたり、パッチワークや刺繍、クラフトバンド、ビーズなど、素材の幅が広いのが手芸の魅力です。
ヤーンと呼ばれる紐を編み込んで作るバッグなどは、手芸初心者にもおすすめ。着なくなったTシャツを紐状に切れば、ヤーンとして再利用できます。
老後の習い事として、三味線や大正琴を始める方も増えているようです。楽譜が読めない方には、数字で覚えられる大正琴がおすすめ。コンパクトなので、持ち運びも楽です。
また、リズムを刻む太鼓などの民族楽器は、メロディを覚えるのが苦手な方でもチャレンジしやすいでしょう。
体を動かすのが好きな方は、健康維持のために、ジムに通って行う筋力トレーニングを趣味とするのも良いでしょう。筋肉は年齢を増すごとに減っていくため、日々のトレーニングは欠かせません。とはいえ、毎日行う必要はなく、週に3〜4回程度行うのが理想的です。