アクアリウム

魚や水草を水槽の中で育てるアクアリウムは、人気のある趣味のひとつ。近年は購入できる種類も増え、趣味としての楽しみがより広がっているようです。

こちらでは、アクアリウムの楽しみ方や魚の飼育方法などを紹介します。

趣味としてのアクアリウム

水を見たり水の音を聞いたりすることで気持ちが落ち着き、癒しを覚える方は多いのではないでしょうか。昔から日本では庭に池や小川をつくって、暮らしを楽しむ文化が根付いています。室町時代には金魚、江戸時代にはメダカも飼育されていました。

現代では水族館のような水の生き物を鑑賞できる施設もありますが、家庭で楽しめる小さな水族館として、アクアリウムを楽しむ方もいます。

アクアリウムは水槽の中に、思い思いの世界を作ることができます。自分がイメージする見た目に美しいアクアリウムを作るだけでなく、水をキレイにするバクテリアを利用して、小さな水槽の中に自然の生態系をつくりあげるという面白さもあります。

魚や水草の種類によって飼育方法を変える

魚や水草にはいろいろな種類があり、それぞれの生態に合わせて水槽環境を整える必要があります。そのため、アクアリウムを続けることで、知識が広がり、飼育技術もアップしていきます。あえて難しい魚の飼育にチャレンジして、試行錯誤しながら一つのアクアリウムをつくりあげる、その過程に面白さを感じる方もいるようです

水質に注意して魚を飼う

熱帯魚は大きく分けて、「淡水」と「海水」に棲む魚がいます。知名度の高い「カクレクマノミ」や「珊瑚」などは、海に棲む生き物であり、アクアリウムで飼育するためには人工海水の素を使用し、海水水槽をつくる必要があります。淡水魚の飼育に比べ、温度管理も徹底しなければならず、初心者には少しハードルが高いかもしれません。一方、淡水に棲む「テトラ」などの熱帯魚は、カルキ抜きを行うことで、普通の水道水でも飼育できます。

淡水魚は初心者でも飼育しやすい

熱帯魚はその名の通り熱帯地方に生息している魚のため、低い水温に弱いのが特徴です。熱帯魚を飼育するには、水温が下がる秋から春にかけて専用のヒーターを設置し、水温を25℃程度に保たなければなりません。

ただ、もともと温帯に棲んでいる魚の中でも、低い水温に強い金魚やメダカなどの淡水魚は、冬場でもヒーターを使わずに飼育できるので、初めてでも比較的育てやすいです。

魚に合わせて水槽のサイズを決める

「グッピー」や「ネオンテトラ」などの小さな魚から、「アロワナ」のような大型の魚まで、熱帯魚にはいろいろな種類の魚がいます。家庭でアクアリウムを楽しむ場合、小型の水槽が主流となっていますが、中には幅2mくらいの大型水槽を使っている人もいるようです

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