キャンプは森や水辺などの自然を感じながらコーヒーを飲んだり、料理を楽しんだり、釣りを楽しんだり、自由に時間を過ごせるといった醍醐味があります。
ここでは、老後の趣味としてキャンプを楽しむために必要な道具や、気をつけるべきことなどご紹介します。
キャンプは家族や仲間と一緒に楽しむのはもちろん、一人きりで楽しんだり、車とセットでオートキャンプをしたり、グランピングをしたりといった、さまざまな楽しみ方があります。
20~30代の若い世代には、バーベキューやカフェとキャンプ感覚を手ぶらで楽しめる、グランピングが注目されていますが、シニア世代が老後に楽しむ趣味としては、より自然を満喫できるキャンプやオートキャンプが人気です。
老後からはじめるのであれば、「オートキャンプ」がおすすめです。オートキャンプはキャンプ場に車を乗り入れ、車のそばにテントやタープを張って、自由な時間を楽しむスタイルのキャンプです。駐車場から重い荷物を運ぶ手間も省けますし、悪天候の際は車に避難もできます。老後にキャンピングカーを購入し、夫婦で全国のオートキャンプ場を巡るという人も増えているようです。
キャンプ場は管理会社がしっかり管理してくれているので、初心者にも利用しやすくなっています。
しかし、オートキャンプの価格相場は一泊5,000円前後で、入場料や敷地の使用料は高めです。入場料や宿泊料のほか、営業時間や定休日、ルールなどが決められているところもあるため、事前に確認しておきましょう。
テントやマット、寝袋、枕といった、寝泊まりするために欠かせない寝具のほか、鍋やフライパンなどの調理器具、食事を囲むためのテーブルや椅子、箸やスプーン、カップなどの食器類を用意しましょう。
バーベキューをする場合は、バーベキュー用の鉄板や金網、木炭、ライターなどの着火剤も準備しておくと良いでしょう。
また、必要な道具はキャンプ場でレンタルできる場合もあります。はじめはレンタルで楽しんで、本格的にキャンプをはじめたいと思ったときに、必要な道具を揃えていくのも良いでしょう。
キャンプ場はみんなが楽しむための施設です。気持ちよくキャンプを楽しむためにも、車の移動やドアの開け閉め、ヘッドライトの灯り、ラジオの音量、どんちゃん騒ぎ、車のエンジン音など、人の迷惑になるような行為を慎み、ゴミの分別についてはオートキャンプ場でのマナーをきちんと守りましょう。