SNS

「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」は、ネットを介して人と人の社会的なつながりが構築できるサービスです。近年、ガラケーからスマートフォンへシフトするシニア世代も多くなっており、60歳以上のインターネット利用率も、70%以上と高まっています。スマホからアクセスしやすいSNSは、孤立しがちなシニア世代の新たなコミュニケーションツールとして広まっているのです。

SNSを活用して、どのような楽しみ方ができるのかについてご紹介します。

SNSでつながりや情報共有を楽しむ

SNSを利用することで、インターネット上で人とのつながりや、会話を楽しむこともできます。家族や知人・友人だけでなく、世界中の登録者と情報の共有を行えます。

例えば、「有名な桜の名所の見頃はいつかな?」「利用したいお店があるけれど、行く前に評判を知りたい」といった情報が欲しいとき、SNSで検索すれば、実際にそこを訪れた人の感想や、写真などの情報が得られます。

逆に、自分が訪れた場所や食べた物などを撮影し、お店の情報と一緒にSNSに投稿することで、投稿を見た人から褒めてもらえたり、さらに詳しい情報を提供してもらえたりと、見ず知らずの人とも気軽に交流を楽しめます。

SNSを安全に使うための注意点

世界中の人と気軽につながれるSNSは、手軽に利用できることから、つい気持ちが緩みがちになり、自分の位置や職場など、個人を特定できる情報を載せてしまうケースがあります。偶然見つけた個人情報を悪用する人がいないとも限りません。誰でも見られるということは、誰が見ているかわからない危険も潜んでいるということを、常に意識してサービスを利用することが大切です。

また、他のユーザーの投稿やブログ記事、書籍の内容、ドラマや映画の動画などを無断転載するなど、法に触れる行為もあるので、注意が必要です。

シニア向けのSNSを利用する

「Facebook」や「Twitter」「Instagram」「LINE」などの若い世代も利用するSNSだけでなく、シニア世代向けのSNSも注目を集めています。操作が容易で、シニア世代が興味を持ちやすいコンテンツが、多数用意されているのが特徴です。

ここでは、シニア世代におすすめのSNSを3つご紹介します。

趣味人倶楽部

旅行やグルメ、スポーツ、カラオケなど、共通の趣味を通じて交流を楽しむSNSです。

子育てがひと段落した50代後半の女性や、定年退職した60代前半の男性が会員の大部分を占めており、健康意識の高いアクティブな人が多いのが特徴です。

らくらくコミュニティ

さまざまな人と趣味の話題などを通じて、交流を楽しめるSNSです。

専門スタッフが投稿内容を24時間体制でチェックしているため、利用者同士のトラブルや、個人情報の漏洩などをいち早く発見してくれます。

また、脳トレゲームなど、頭を使うゲームサービスも充実しています。

Slownet

60代から70代までのアクティブシニアを中心に、約8万人の会員を誇る、セカンドライフを楽しむためのコミュニティーサイトです。

趣味がない人や、同世代との交流を楽しみたい人に、交流や趣味探しなどのサポートもしてくれます。