近年パワースポット巡りや御朱印集めが流行し、シニア世代だけでなく若い世代にも、「神社・仏閣巡り」を趣味とする人が増えています。
ここでは、老後に神社・仏閣を趣味とする魅力や、楽しみ方を紹介します。
神社・仏閣には、独特の凛とした空気が漂っています。都会のなかに神社・仏閣が存在するところもありますが、その敷地に一歩足を踏み入れると、不思議と落ち着いた雰囲気があります。緑に囲まれている寺社も多く、訪れるだけで心身ともにリフレッシュでき、癒されるでしょう。
悩みや迷いがあるときには、神社・仏閣を訪れることで心が穏やかになり、パッと解決策が浮かんだり、思い切って決断できたり、答えが見つかることもあるようです。
それぞれの神社・仏閣には長い歴史があり、神社・仏閣について深く知ることで、その土地の文化に触れられることも魅力のひとつです。
例えば、お寺では仏像や庭園などに見どころがあります。神社では、祀られている神様を知ることで、その地域の歴史に触れられます。神社・仏閣のホームページでは、由緒書きが公開されています。行きたい寺社の情報を事前に集めることで、実際に訪れた際の感動もより大きくなるでしょう。
全国には神社が88,000以上、お寺が77,000以上存在します。意外に思われるかもしれませんが、この数は全国のコンビニ数、58,000軒以上と比較してもはるかに多いのです。
わざわざ遠出しなくても、買い物帰りなど、近場で神社・仏閣巡りを楽しめることも、魅力のひとつといえるでしょう。
ただ、なかには有名な神社・仏閣の雰囲気が自分に合わない、ふと訪れた小さな神社・仏閣が由緒あるものだった、ということもあります。知名度にこだわらず常にアンテナを張り巡らせ、自分が心から楽しめる神社・仏閣を見つけましょう。
何度も同じ神社・仏閣を訪れる場合でも、徒歩や自転車、車、電車、バスなど、そこへ行くための交通手段を変えてみると、また違った風情が楽しめるでしょう。御朱印集めをはじめ、鳥居や狛犬、仏像など、自分なりの観察ポイントを決めて参拝することで、それぞれの寺社の違いやつながりなどが見え、より楽しめます。
お寺によっては写経や座禅などを体験できるところもあるようです。また、特に目的を持たず散歩がてら立ち寄る、という楽しみ方もあるでしょう。楽しみ方は人それぞれ。自分なりに楽しめるポイントを探してみてはいかがでしょうか。