シニアの面接ポイント

シニアの面接で面接官はここを見る

若い世代の就職・転職では、時間とコストをかけて教育が行われるため、実務経験は問われません。しかし、シニア世代が職に就く際は基本的に「即戦力」が求められ、経験やスキルが重視される傾向にあります。といっても、人間性もがチェック対象になる点も忘れないようにしましょう。

面接官が総合的に確認している点は、求職者の能力が、会社の求めるものに合致しているかということ。そのため、シニアの面接では、自身のスキルや経験について具体的に伝える必要があります。

面接官がシニアの面接で見るポイントは「会社が求める経験やスキルを持っているか」「業務を円滑に進めるためのコミュニケーション能力はあるか」「人間性に問題はないか」「仕事への熱意や働き続ける意欲はあるか」といった点です。

また、企業によっては、面接時に実際の業務を想定したテストを行うところもあります。その場合は、スキルの高さだけでなく、既存のメンバーと業務をうまく進めていけるかを面接官にイメージさせるのが採用の鍵となるでしょう。コミュニケーション能力や性格面での強みといった自身のアピールポイントを、しっかり把握しておくことが重要になります。

シニアの面接でよく質問されること

シニアの面接では即戦力が求められるため、経験やスキルについての質問を中心に問いかけられます。そのため若い世代の方によくされるような基本的な質問について対策をとっていても、あまり役に立たないでしょう。

面接では「経験やスキルについて」「職務経歴の説明」や「応募企業へどのような貢献ができるか」といった質問をされやすい傾向があります。

自身のプロフィールや人間性についての質問では、退職や転職の理由、長所と短所、成功・失敗のエピソードなどを聞かれることがほとんどです。

熱意や意欲に関しては、自己PRや志望動機、他の企業への応募、今後のビジョンなどの質問がなされます。

シニアの面接での回答のポイント

シニアの面接でよくされる質問の中でも、特に押さえておくべきポイントについて解説します。

職務経歴に関する質問

経験やスキルを重視されるシニアの面接で、最も重要といっても過言ではない質問が、職務経歴に関すること。

シニア世代はキャリアが長いため、面接の限られた時間内にすべてを話すわけにはいきません。応募企業に関連する経験を中心に、長くても3分以内で伝えられるようまとめておくのがポイントです。同職種での職務経験や企業貢献できる経験を、具体的に伝えると良いでしょう。

面接官は応募書類を見ながら質問をするため、書類に記載した内容をしっかり頭に入れておくのも重要です。記載内容を頭に入れた上で、その内容についてより詳しい説明ができるよう練習しておきましょう。

退職・転職理由に関する質問

ネガティブな理由で退職したり、転職を考えたりしている場合でも、面接ではポジティブな表現に変えて伝えることが大切です。

複数回転職している場合でも、特に面接官から質問がなければ、直近のものについて簡潔に答えましょう。

また、前職の退職から数年に及ぶブランクがある場合は、退職してから再就職活動を始めるまでの期間についても質問されるため、説明できるよう準備しておきましょう。

志望動機・自己PRに関する質問

自己PRについては、経験やスキルに加え、やる気を伝えることが大切です。面接官に合わせて、応募企業に貢献できるエピソードを語りましょう。

シニアの面接では、若い世代のように仕事に対する熱意や、やる気を力説するのではなく、根拠のある伝え方が有効です。学ぶ姿勢や将来のビジョンをはじめ、何年働き続けるかといったことを、根拠を持って伝えましょう。

志望動機に関しては、「即戦力になれるか」という点が伝わるように具体的に答えるのが理想的です。

シニアの面接での注意点

面接時のマナーに気をつける

面接では、身だしなみは特に注意を払いましょう。「シャツにアイロンをかける」、「髪型を整える」といった身だしなみを整えるのは、第一印象を上げる上で重要です。

面接官と初めて挨拶を交わす際は、きちんと椅子から立ち上がります。面接官が自分より若い人であっても、選考を受ける側の立場をわきまえ、横柄な態度にならないよう気をつけましょう。

経歴を長く語りすぎない

シニアはキャリアが長いため、面接では要点を簡潔にまとめて話すことが課題となります。企業研究や面接の練習などの、事前準備をしっかり行いましょう。

応募書類として用意した職務経歴書の内容についてより詳しく書いたものを用意し、それをもとに面接練習をすると説明しやすくなります。

自分のスキルをごまかさない

シニアの面接では即戦力が求められますが、自分ができることと、できないことを明確に伝えることも重要です。「実務経験はないものの、実際にやればなんとかなる」と考え、「できる」と面接で答えてしまうケースもありえます。こうした対応はいざ職に就けたとしても、評価を下げることになってしまうため、できないことや分からないことなどは正直に伝えた上で、今後学んでいく姿勢を伝えるようにすると、面接官に与える印象が良いでしょう。