簿記検定

会社の経理業務を行う上で欠かせないのが簿記の知識。簿記の知識の証明となる簿記検定は、実際にはどのような仕事で役に立つのでしょうか?資格を取るメリット、活かせる職業や時給相場をまとめました。

簿記検定資格取得者の時給相場

  • 時給相場:900~1,100円
    (※企業により異なる)
簿記検定イメージ

なぜ簿記検定が
「老後の手に職」として
おすすめなのか

どの会社にも必須部署として存在するのが経理部です。売上や入金、支払いを管理しないと会社は存続できないため、会社の規模に応じて常に一定の人員を配置しています。

しかし、経理作業を行う為には簿記の知識が必須となるため、知識の証明として簿記検定を受験する方が多く存在します。また、少子高齢化の関係で若年層が中々雇用できないことに加え、経理部は裏方部署であるため人件費を回しづらいこともあり、経理知識のあるパート社員の求人は途切れることなく行われていくでしょう。

老後でも働ける理由

簿記検定イメージ

肉体的な負担が少ない

経理業務は基本的にデスクワークなので、身体的な負担は少ないと言えるでしょう。しかし、勤務時間中は座りっぱなしになるため、腰への負担を減らしたり、時折はストレッチなどをして足がむくまないようにするのも大切です。

経験を積むほど会社が手放しにくくなる

経理職員として採用された場合、会社で独自の経理ルールがあるため、多くの場合はまずそのルールを覚えることから始まるでしょう。そのため、経理職員は簡単に替えがきかず、下手に辞められると最悪のケースとして会社の業務がストップしてしまいます。このことから、経理職員としてひとたび雇用されれば、長い雇ってもらえるというメリットがあるでしょう。長い期間働きたいと考えている方は簿記の資格を取得して、経理部署で働くことを視野にいれてもいいかもしれませんね。

簿記検定に向いている人

数字の計算が苦にならない人

簿記検定の性質上、数字の計算は切っても切れない関係です。基本的に1円単位で整合性が取れていないといけませんので、数字の検算などの作業が苦ではない方のほうが向いていると言えるでしょう。

メモや記憶することが得意な人

簿記検定を受ける上でも、実務を行う上でも、覚えることが比較的多いのが経理の特徴と言えます。そのため、資格を取得するためには記憶力が大事ですし、実務ではメモを取り、わからないときにすぐに確認できることが重要とされます。

資格の取り方

簿記の資格にはいくつか種類がありますが、求人として多いのは「日商(日本商工会議所)簿記3級以上」です。ちなみに、経理関連の管理職などでは2級以上が求められるケースが多くなっています。

ネットか各商工会議所で申し込み、受験します。2月、6月、11月の年3回受験が可能です。合格率はおよそ30%~40%で推移しています。高い数値とは言えないため、独学でも合格は可能ですが、学校に通う方も多いようです。

求人の探し方

「経理 求人」と検索すれば多く出てきます。求人サイトには未経験者歓迎とはありますが、資格を取得していたほうが有利なのは間違いありません。また、会計事務所など、資格を最初から指定しているケースでは比較的就業条件がよい傾向にあります。

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