テパ地下のレジ・お惣菜屋

定年後の仕事のひとつの選択肢としておすすめな「デパ地下」。客層がいい、平日はそれほど忙しくないなど、いい点が多いのがポイント。実際に働いている人の声や給料相場をまとめました。

デパ地下お惣菜売り場で
働いている女性の声

デパ地下Nさんプロフィール写真

やりがいはないけど
平日は働きやすい

あくまで私の意見ですが、やりがいはとくにないです。「200gください」と言われて、入れたお惣菜がちょうど200gだと内心ガッツポーズする楽しみがあるくらいです。平日はお客さまも少ないので、そこまであくせくしないので働きやすいですよ。

私の働くお店は、接客と裏方しっかり別れているので、接客しかしません。作り方も学べるところで働けば、また違ったのかも。デパートなので、残り物にも厳しく、もらうことはできません(笑)。

あまり変なお客さんはいませんが、新宿という場所柄、外国の方が多いので、お惣菜内容について外国語で聞かれることも多く、ドキドキします。あちらは宗教関係で食べられないものなどもシビアだと思うので…。あと、中腰が地味にキツいです…。

Profile
Nさん56歳。55歳で早期退職に応募したものの、仕事のない生活が暇かつすでに定年した旦那さんと二人きりの時間が急に増えたことに耐え切れず、フルタイムパートで働く。

デパ地下のレジ・お惣菜屋の給料相場

  • 都内時給相場:1,000~1,400円
デパ地下イメージ

さまざまな惣菜店やスイーツ店が建ち並ぶ、デパートの地下にある食品売り場。このデパ地下でのレジ・お総菜売り場のスタッフは、総菜・スイーツをはじめとする商品を販売するのが主な仕事です。職場によっては商品の補充や陳列、包装、清掃作業を担当することもあります。デパ地下スタッフのほとんどはパートやアルバイトで、時給は1,000~1,400円ほど。勤務体系はシフト制で、早番・遅番などに分かれていることもあります。

なぜデパ地下のレジ・お惣菜屋が
「老後の手に職」としておすすめなのか

まず、デパ地下のレジ・お総菜屋のスタッフに必要な資格はありません。衛生管理者や調理師等の資格を持っていると優遇されるケースもありますが、基本的には年齢を問わずどんな人でも働ける仕事内容なので、老後の仕事場としても適しています。また、アパレルや雑貨などの接客と異なり、レジ・お総菜屋のスタッフはお客様1人に対する接客時間が短め。デパートなのでコンビニなどに比べると客層もよく、気持ちよく仕事ができる職場と言えます。

さらに、デパートは労働環境が整っているのも大きな魅力。多くのデパートは駅から近いので通勤も便利ですし、更衣室・休憩室・社員食堂といった設備も充実。営業時間も19~20時までとそれほど長くないので、仕事が深夜に及ぶこともありません。理想的な生活サイクルを保ちながら仕事をしたいという人にも、ピッタリの職場と言えるでしょう。

デパ地下のレジ・お惣菜屋が向いている人

デパ地下イメージ

衛生管理等に気を配れる人

デパ地下で取り扱っている商品の多くは食品です。衛生管理が非常に重要な仕事となるため、身だしなみをしっかりと整え、常に清潔感を持って仕事にあたれる人に向いています。また、お惣菜をキレイに盛りつけて美味しそうに見せたり、ショーケースをこまめに拭いてキレイにするといった、小さな気配りができる人にもよい職場と言えるでしょう。

立ち仕事に抵抗がない人

デパ地下のレジ・お総菜屋のスタッフは、勤務時間中は基本的に立ち仕事です。お客様からの印象面も左右するため、姿勢にも気を配る必要があります。休憩を挟むにしても3~4時間ほどたちっぱなしということも少なくないため、足腰に自信のある人に向いています。とくにお総菜屋の場合は商品を取ったり、補充するときに中腰体勢になることが多いので、そういった動きが苦にならない人はチャレンジしてみると良いでしょう。

状況に合わせて行動できる人

お客様1人あたりの接客時間は短いですが、その中でそれぞれのニーズを汲み取り、気持ちよく買い物をしてもらうスキルが重要です。待ち時間が長くなってしまったら一声かける、おすすめの商品を説明したり試食してもらうなど、状況に応じて柔軟に対応できるタイプが求められています。また、デパ地下にはたくさんのスタッフがいるため、ある程度のコミュニケーション能力も必要です。

ちょっと向いていないかも…と思った人や、違う仕事がいいなと思った人は、ぜひ他の候補も見てください。

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