販売士(リテールマーケティング)

販売士(リテールマーケティング)は、日本商工会議所が運営している民間資格で、スーパーや家電量販店といった小売業で活用できます。消費者が快適に消費活動できる環境づくりを推進する販売のプロとして、認定される資格です。

様々な業界の小売・流通の専門家として活躍する販売士(リテールマーケティング)について、資格の特徴、老後におすすめな資格としての魅力をまとめて解説しています。

販売士(リテールマーケティング)の時給相場

  • 時給相場:900円~1,400円

なぜ販売士(リテールマーケティング)が
「老後の手に職」としておすすめなのか

販売士(リテールマーケティング)の資格は「販売のプロ」として第三者から認定されるため、小売や流通業界での求職に有利に働きます。小規模スーパー、大型百貨店や全国チェーンの家電量販店など、小売業に関連する様々な店舗や業界で、スキルをアピールできる資格といえるでしょう。

資格は1級から3級まで階級が分かれています。3級では販売員、2級では管理者レベルの業務知識が必要です。2、3級は業界基礎知識の範囲なので、資格のメリットを活かすことは、なかなか難しいかも知れません。

1級は店長・経営者レベルの業種理解が必要です。店舗の経営プランや販売戦略などについてアドバイスできる専門知識が求められるので、企業や求人によっては資格者手当のような、給与・役職面で優遇されるケースがあるでしょう。

老後でも働ける理由

資格を活かせる場が全国にある

販売士は小売や流通について専門的な知識を有する人材であり、活躍の場は全国のあらゆる小売店や小売業界など幅広くあります。老後の再就職やパート先を探す際、選択肢が多い点が魅力です。

店舗や企業によっては資格手当が用意されたり、主任や店長職になるために資格取得を条件とするところもあります。

販売士(リテールマーケティング)に向いている人

小売業・流通業の経験がある人

小売業・流通業に携わってきた人や小売店で働いた経験のある人は、その経験を生かして資格取得すると、経験値と知識を兼ね備えた魅力的な人材として企業へアピールできるでしょう。

数字に強い人

数字に強い人も向いています。売上や発注量を把握してのコスト管理など、計算や数字予測が得意な人におすすめです。

接客が好きな人

販売士は実際に店舗で消費者に対応する業務も多く、接客が好きな人に向いている職業だと言えるでしょう。消費者の消費行動を理解し、実際にお客様と触れ合うことで顧客心理やアイディアが生まれます。販売士としての知識を生かすには、コミュニケーション力は必要不可欠です。

資格の取り方

3級と2級の試験は、年2回の開催です。勉強時間は平均30~60時間といわれ、独学で勉強できるテキストや講座があります。1級に関しては年1回の開催で、勉強時間も最低100時間は必要だと言われています。余裕を持ったスケジューリングで無駄のない受験計画を立てましょう。

試験に合格した後は、5年ごとの更新が必要となりますので、更新を忘れないよう注意が必要です。

求人の探し方

基本的に小売・流通業の求人が多いでしょう。特に販売士資格に対して資格手当を用意している企業、経験や技能を考慮してくれる職場・求人に絞って探すことが大切です。資格を生かした求人活動で、老後も活躍できるライフワークを見つけましょう。

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