職務経歴書は、これまでの自分の経験や能力、自己PRなどを記載し、採用側にアピールするための書類です。単に経歴を並べ立てればよいというものではなく、どのような業務に携わり、どのような成果を得られたのかといった具体的な情報を記す必要があります。
自己PRは応募したい企業の業種や職種に合わせた内容になっているか、戦略的に書かれているかという点もポイントです。
ミドルシニア世代の強みは、若い世代にはない豊富な社会経験です。転職や再就職を成功させるには、その強みを理解してPRすることが重要になってきます。
異業種への転職を希望している場合は、十分に情報収集を行い、準備を徹底して行っていくことで、次に行動すべきことが見えてきます。これまで培ってきたスキルと、応募先の企業が求めているスキルを照らし合わせることで、アピールポイントも浮き彫りになるでしょう。
応募したい求人を見つけたら、これまでの経験を一つ一つ振り返ってみて、自分の武器となる強みを見つけましょう。その強みを軸に自己PRを考えていくことで、若い世代に負けない魅力的な内容に仕上げられます。
自己PRは、同じ内容を書いていても、表現次第で相手に与える印象も変わってしまいます。採用担当者の心を動かすような内容を目指しましょう。
自己PRの文章には、自分の癖が出やすいものです。どんなに素晴らしい内容でも、相手に読んでもらえなければ、無意味なものになってしまいます。相手に読みやすい文章を心がけることが、何より大切です。
自己PRが完成したら、読みやすい文章で書かれているか、採用担当者の気持ちになってチェックしてみましょう。家族や友人など、第三者にチェックしてもらうのもおすすめです。
あまりに長い文章も、採用担当者に良い印象を与えません。できるだけ簡潔にまとめましょう。
自分が持っているスキルを、すべて盛り込むのではなく、応募先の企業で活かせるスキルを中心に、内容を絞り込むことも大切です。未経験の仕事や、異業種へ応募する場合は特に注意が必要です。
転職後に、応募先の企業で自分が働いている姿をイメージしてみましょう。今まで培ってきたスキルの中で、次の仕事に活かせるスキルは何でしょうか。活かせるスキルは応募先ごとに変え、説得力のある内容にすることが望ましいです。
職務経歴書や自己PRに書いた内容について、面接で質問されることがあります。コミュニケーション能力や、明るい性格などのヒューマンスキルは、面接でチェックされています。アピールポイントとしてヒューマンスキルを盛り込んだ場合は、面接時の受け答えや態度にも気を配る必要があるでしょう。