ケアマネジャー(介護支援専門員)

ケアマネジャー(介護支援専門員)は2000年の介護保険法の施行とともにスタートした、老後の生活に深く関わる公的資格です。

一般的にはケアマネとも呼ばれ、要介護認定に関連した業務を行い、事業者と要介護者・その家族との仲介役を担います。介護を必要とする人が、適切なサポートを受けられるように支援する仕事です。

ケアマネジャー(介護支援専門員)の時給相場

  • 時給相場:1,200円~2,000円

なぜケアマネジャー(介護支援専門員)が
「老後の手に職」としておすすめなのか

ケアマネジャーは、介護を必要とする人が快適な生活を送るためのサポートが主な業務です。実際に介護を担当する介護士や介護施設の職員などと連携し、要介護者の状況を見極めて必要な介護支援をまとめたケアプランを作成します。

少子高齢社会が加速している日本では、年々、要介護者が増加しており人手不足が懸念される業界です。厚生労働省は介護従事者の給与引き上げを推進しており、ケアマネジャーに対する需要はますます高まっていくと考えられます。

老後でも働ける理由

介護業界のニーズの高まり

介護現場はすでに深刻な人手不足の状態で、介護分野の有資格者求人は常に需要があります。ケアマネジャーは、利用者・サービス事業者・行政をつなぐ要の存在で、今後も引き続き社会的ニーズが高まっていくでしょう。

ケアマネジャー(介護支援専門員)に向いている人

家族の介護に携わった人

自分の身近で介護が必要な環境だった人、実際に介護の経験がある人は、実際の要介護者を抱える家族の気持ちがイメージしやすいのではないでしょうか。どのような介護サービスが必要なのか、プロの目線と当事者としての両方の立場を理解し、より適切なサポートが考えられるでしょう。

人を助けることが好きな人

介護が必要な人の暮らしに寄り添い、同時に家族の生活もサポートするのが、ケアマネジャーの大きな仕事です。人と接するコミュニケーション能力はもちろん、ホスピタリティ精神の高い人が、ケアマネジャーには必要不可欠な適性と言えるでしょう。

資格の取り方

各都道府県で管理されている介護支援専門員実務研修受講試験に合格すると、ケアマネジャーの資格を取得できます。なお、受験資格があり、医師や介護福祉士などの有資格者業務、生活相談員や支援相談員といった業務に通算5年以上かつ900日以上従事することが条件です。

勉強方法として、スクールや通信講座が活用できます。仕事をしながら取得を目指す場合は、こうしたカリキュラムを利用すると、より効率的でしょう。

求人の探し方

求人サイトで介護福祉施設や居宅介護支援事業所などの求人を探したり、人材派遣会社を活用したりする方法が一般的です。働く場所によって「施設ケアマネ」と「居宅ケアマネ」という2種類の働き方に分かれ、業務内容も異なるため、仕事の詳細は事前に確認しておきましょう。

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