10~20代の若い世代だけでなく、40~50代のミドルシニア世代、さらに60代以上のシニア世代でも、趣味としてプログラミングをはじめる人が増えています。
ここでは、老後の趣味としてプログラミングをはじめるメリットや、おすすめの言語について紹介します。
年齢を重ねるごとに増えていくのは、物忘れ。脳の働きは加齢とともに低下していくものですが、予防のためには脳を鍛えることがポイントです。
プログラミングは頭の中でパズルのように組み立てるため、脳トレになります。また、パソコンのキーボードで言語を打ち込むことで、脳に良い刺激が与えられ、認知症予防にもつながります。
プログラミングを学んで、ネット上で同じ趣味を持つ仲間と交流を持ったり、プログラミングを学べるサークルなどでほかの参加者と会話をしたり、人との交流が増えることもメリットのひとつです。
シニア世代のプログラミング学習を、サポートしてくれるコミュニティーも存在します。
老後は一般的に人と接する機会が減り、家に引きこもりがちになります。孤立を避けるためには、意識的に人とのつながりを作ることが大切です。生き生きとした老後生活を送るためにも、趣味を通じて新たな仲間との出会いや交流を楽しみましょう。
2020年から小学校でプログラミング教育が必修となりました。小学生のお孫さんがいる場合は、プログラミングを共通の話題として楽しめるでしょう。
一緒にプログラムを作ったり教えてあげたり、あるいは逆に教わったりとお互いにプラスになることも多いでしょう。
これまで、パソコンに触る機会が少なかった方におすすめしたいのは、「ビジュアルプログラミング」です。
一般的なプログラミングが、英字や記号を記述してコンピューターに指示を出すのに対し、ビジュアルプログラミングは、命令が書かれたオブジェクトをつなげてプログラミングするものです。プログラミングに苦手意識を持っている方にも、パズル感覚で学べるので、挑戦しやすいのが特徴です。
プログラムの文法が英語感覚で理解しやすく、ウェブサイトを表示させるHTMLとも相性が良いため、比較的習得しやすい言語です。
PHPは昔から初心者向けのプログラミングスクールや、プログラミング関連の書籍で取り上げられてきた言語であり、現在でもアプリ開発やサイト制作などに使われています。そのため、書籍はもちろん、ネット上にもPHPに関する情報があふれており、わからない点を調べたり、トラブルを解決する方法を探したりしやすい側面があります。
PHPでプログラミングの基本を抑えたら、次は「JavaScript」にも挑戦してみましょう。