働きざかりの40代を経て50代に突入。ふと通帳をみると「思っている以上にお金が貯まっていなかった!」ということはありませんか?世帯年収は低くないはずなのにお金が貯まっていない人は、お金の使い方に問題があるのかもしれません。
実は、貯金額と収入の多さは関係ないといわれています。年収が1,000万円あっても貯金ゼロの人はいますし、年収300万でも着実に貯金を増やしている人もいるのです。
お金が貯まる人へと変わるにはどのような工夫が必要なのか、その方法を解説していきます。
老後の生活を豊かにするために貯金は必要不可欠です。しかし3割の世帯が「金融資産ゼロ」、つまり3世帯に1世帯が貯金ゼロという状態。お金が貯まらない人にはどんな特徴があるのか見てみましょう。
スーパーなどにある「●●名様限定」や「●●%割り」というのをみると、必要じゃないのについついカゴに入れてしまう人。また年末セールなどには必ず出掛けて、気にいるものがなくても行ったからには何か買って帰る、という人はお金が貯まりません。
自宅にいながら買い物ができるネットショップは便利ですよね。お米や水などの重いものを玄関まで届けてくれるサービスを、使わない手はありません。しかしボタンひとつで買い物ができるため、お金を使っている感覚がなくなってしまいがちです。
「ブランドものが好き」「話題のレストランに行きたい」このようなタイプは収入より支出が多くなりがちです。周囲に羨ましがられたいという気持ちで何十万もするバッグを買い、家計は火の車という人も少なくありません。
老後の年金がどのくらいあって、ローンや家賃、生活費がどのくらい必要か、これらを把握できていない人は意外に多いです。「老後資金2,000万円問題」があれだけ話題になりましたが、「自分には関係ない」「なんとかなるだろう」という安易な考えでいると危険かもしれません。
収入から必要なお金を引き出し、お金が残ったら貯金しようと考えている人はお金が貯まりません。まずは毎月の収入から貯金したい額を引き出し、貯金用の口座へ移しましょう。
お金が貯まらない人と貯まる人はこの方程式が違います。
次にお金が貯まる人の特徴を見てみましょう。普段からどんな工夫をしているのかを知ることで、あなたもお金が貯まる人になれます。
お金が貯まる人は本当に必要なものしか買わない暮らしをしています。セールだから、特売だからといって不要なものまで買いません。そのため買ったものを大切に使う習慣ができています。
お金が貯まる人は余計なものを買わないので、部屋がスッキリと片付いています。また部屋が片付いているので、同じものを買ってしまうことがないとも言えます。クローゼットが乱雑で、同じような服を買ってしまったという経験はありませんか?部屋を整えることは、財布を整えることに直結しています。
至る所にあるコンビニは本当に便利です。小腹が空いたらお菓子や飲み物、ついでに雑誌や日用品といった具合に、あれこれと簡単に買い物できます。しかしコンビニ価格はスーパーと比べると割高です。お金が貯まる人は本当に必要なものか考えて買い物するので、「ついで買い」はしません。
貯金のことばかり考えて生活するのは豊かではありませんよね。ときには友人と美味しいものを食べたいし、家族で旅行にも出掛けたいもの。お金が貯まる人は、抑えるところと使うところのメリハリができています。「月に一度は外食したいから、ここを節約しよう」と無理なく楽しく貯金ができます。
老後の生活にどのくらい必要かを把握できている人は、早い段階から貯金を始めています。持ち家だったらローンの返済がいつ終わるか、修繕費にどのくらいお金が必要か。賃貸の場合は収入に見合った家に住んでいるかも大切なポイントです。子どもが独立したら何部屋も必要ないわけですから、狭い部屋に引っ越して支出を下げるなど、臨機応変な対応ができています。
「貯金する習慣がない」「お金の管理が苦手」という人は、自動的に貯まる仕組みを作ってしまうのがお勧めです。給与が入ったら1〜3割を貯金用の口座へ移し、残ったお金で生活するようにしましょう。
NISAやiDeCoは少額から始められる資産運用のひとつです。非課税扱いになり手数料も安いので、気軽に始められます。
貯金を増やすために簡単にできることは、以下の二択です。
より簡単に取り組めるのは、支出を抑えることでしょう。しかし節約だけの毎日では人生がつまらないものになってしまいます。
人生を楽しみながら老後のお金を貯めていくには、「元気な限り働き続ける」ということも一つの方法です。社会の役に立っているというのは、何歳になっても生きる自信につながっていきます。